夜行快速列車
旅するときにお金はできるだけかけたくないものですよね。
「でも、せっかくの旅だから…」と思って、少し高めの服を買ったり、行き先でリッチな食事をしたり、高級なホテルに泊まったりしたいものですが、僕も学生なのでそういうわけにはいかないのが実情です。
お金をかけるところにはかけて、削れるところは削った方がいいですよね。
人によってまちまちでしょうが、僕はご当地の食事を楽しみたいので、その他のものはできるだけ安くしようと心がけています。様々な出費の中でお金がかかるのが宿泊施設です。
ホテルは1泊5,000円くらいしてしまいます。「5,000円あったら何が食べられるだろう。」と考えると、イタイ出費ですよね。
そこでおすすめするのが“夜行快速列車”です。
510円で一晩過ごせる便利な列車
夜行快速列車とは、夜間運行する「快速列車」です。夜行とは夜発車して翌朝終点に到着することです。また、快速列車は途中の駅をいくつか飛ばして主な駅を停車駅とする列車のことです。
夜行快速列車の良いところはその値段の安さです。乗車区間の乗車券を持っていればたった510円で乗れます。「快速」なのでもちろん青春18きっぷで乗ることができます。
なぜ510円で良いのでしょうか?
快速列車は基本的に自由席なので乗車券だけで乗れます。夜行快速列車は車両の座席を自由席でなくて指定席にしているだけです。その指定席に座るために指定席券が必要で、その料金が510円なのです。その他に一切料金はかかりません。
仮に、指定席ではなくて自由席なら、510円さえ払わなくてもよいことになりますが、残念ながら全区間自由席の列車は今のところ運行されていません。
510円で一晩過ごせて、しかも朝目覚めると目的地に着いているとしたら、こんなに便利な列車はないとは思いませんか?
寝台列車と夜行快速列車の違うところは?
寝台列車とは、夜行列車で寝台車を連結した列車のことです。ブルートレインなんて言われることもありますが、厳密に言うとブルートレインは車体が青い寝台列車のことなので、寝台列車すべてをブルートレインと言うのは間違っていると思われます。
寝台車とは簡単に言うと横になれる席がある列車のことです。
夜行列車には、「寝台特急」「寝台急行」「夜行急行」「夜行快速」があり、「夜行」ということだけあって長距離で運行されています。
このうち「寝台特急」「寝台急行」は、寝台車が連結された寝台列車で、料金も高めで5ケタにいくことがしばしばあります。しかも「特急」「急行」なので青春18きっぷでは乗れません。
「夜行急行」「夜行快速」は寝台車は連結されておらず座席車で構成されています。「夜行急行」は、乗車券と急行券で乗れますが、「急行」なのでやはり青春18きっぷでは乗れません。
青春18きっぷで乗ることができる唯一の夜行列車が“夜行快速列車”なのです。
長期休みは混みやすい
夜行快速列車は安くてとても便利な列車なのですが、それだけに非常に人気があり、青春18きっぷが使用される期間は非常に混みやすく、指定席はあっという間に完売してしまいます。
しかも、毎日運行される定期夜行快速列車は2種類しかなく、ほとんどの夜行快速列車は臨時列車です。それも、青春18きっぷが使える期間の一部の日に限定しているものがほとんどです。
通常なら何千円とする区間が2,300円で乗れるということになれば、ほとんどの青春18きっぷ利用者が夜行快速列車を使うと言っても過言ではありません。
つまり、夜行快速列車の指定席を取ろうと思うなら、それなりの知識が必要なのです。
詳しくは「指定席GET!」を見て学びましょう!
青春18きっぷは賢く使おう
青春18きっぷで夜行列車に乗れることはすでにお話ししたとおりです。
さて、青春18きっぷの基本を振り返りましょう。
青春18きっぷは、午前0時から翌午前0時までを1日分として使えるきっぷです。列車に乗車中、午前0時を過ぎたときは、午前0時を過ぎた後の最初の停車駅までを1日分として使用することができます。その駅以降はもう1日分を使ってしまうことになります。
夜行列車の始発駅の発車時刻は基本的に夜10時以降。夜行列車は午前0時をまたいで運転するので、青春18きっぷで乗ると2日分を使ってしまいます。
夜行列車に乗る日の昼間などに他の区間で青春18きっぷを使うのであればよいのですが、乗車日に夜行列車だけ乗るという方は非常にもったいない使い方をすることになります。
具体例をあげましょう。8月1日にムーンライトながらで東京から大垣に向かうとすると、乗車日は8月1日で、下車日は8月2日となります。ムーンライトながら・下りは大船(23:53発)→小田原(0:30着)間で日付が変わりますので、小田原(=午前0時を過ぎた最初の停車駅)までは8月1日分、小田原以降は8月2日分扱いということになります。
8月1日東京発は23:10です。8月1日に青春18きっぷをムーンライトながらでしか使わないという方は、50分間のために1日分の青春18きっぷを使ってしまうことになります。
東京→小田原間は普通運賃1,450円です。これに対し、青春18きっぷ1日分は2,300円です。東京→小田原間を乗るために青春18きっぷを使うのは非常にもったいないですよね。それじゃどうすればよいか…
答えは簡単。東京→小田原間は普通にきっぷを買い、小田原以降は青春18きっぷを使えばよいのです。そうすれば青春18きっぷを1日分だけ使えばよいことになります。
これは品川→小田原間などにも言えることで、この区間も別にきっぷを買った方がトクすることになります。
青春18きっぷで夜行列車に乗るときには、このように賢く使うことで、1日分長く青春18きっぷを使うことができるようになります。
日付が変わる駅や運賃表は各夜行列車の詳細ページに掲載してありますので、有効活用してください。
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